愛し*愛しの旦那サマ。
「お前、決まったの?」
「はい?」
「何を借りるのか、お前は決まったのかって」
「あ゛ー…」
そんな声を出す私を横目で見る臣くん。
「お前が来たいっていうから、夜中にわざわざ来てやったんだろーが。勿論、何借りたいかくらい考えて来たんだよな?」
そんな臣くんの言葉と視線に、とりあえず、またニッコリと微笑んでみる。
だって、ただ単に、深夜のレンタルショップに臣くんと行きたいな、って思いだけで提案したからさ。
でも、そんな事を言うのは、ちょいと勇気がいるので……
「も、もちろん、ばっちり決まってるよ?」
と、言って、アニメコーナーに歩き出す私。
困ったときの―…
ジ○リ作品様!!