愛し*愛しの旦那サマ。

ねぇ、今―…

明らかに、鼻で笑う様な声が聞こえたよね?


そう思って、秘書藤枝を見ると、


「はい。失礼しま~す」


と、笑顔の秘書藤枝。


「では」


と、また軽く会釈をすると、レンタルショップの奥へと歩いていってしまった。


ムムム~…

幸代のシックスセンス。

フル稼働中。


あの女。

やる気だ。

あれは、やる気の女だ。


秘書藤枝。

チェック要ス。


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