愛し*愛しの旦那サマ。


と。

そんな反省をしたので、臣くんがお風呂から上がって、入れ替わるように入浴する私。普段よりも入浴時間を多めにとってみた。


「……」


……あつい。


心なしか、フラフラするし、手のひらがフヤけてるよ……

と、とりあえず……


「み、水……」


そう思って、お風呂から上がりキッチンに辿り着くと、コップに浄水をザーッと流し込み、そのまま一気に飲み干す。

いくらなんでも、こんなところでのぼせてバタンキューしたらホワイトデーどころじゃない。

まぁ、でも、水分補給して復活。復活。

さぁて、臣くんは、きっとソファーで私の湯上りを待って……

そう思って、ソファーに視線をやったものの、




……??


肝心の、臣くんがいません。



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