愛し*愛しの旦那サマ。


ベッドにて既に横になっている臣くん。(アレアレー?)


―…いや、ここで落胆するのはまだ早い。


寝たフリをして突然の……的な何かが待っているのかもしれない。


とりあえず。

幸代も臣くんの隣りに横になってみましょうか。(シツレイシマース)


臣くん、心の準備も驚く準備も感激する準備も幸代は万端ですよ。

そんなことを思って、ドキドキしていると、


―…三分経過。


―…じゅっぷん経過。



―…さんじゅっぷんけいかー。



がばっ!


と、勢いよく飛び起きる私。


お、臣くん―…

まさかの、マジ寝っ!?


「……お、臣くん、臣くん」


試しに小声で読んでみる。


「……」


応答ナシ。


「臣くん、臣くん……」


ほっぺたつついてみる。


「……」


無反応。



……



そ、そっか、そっかぁ。

きっと、クリスマスの時のアレだ。アレ。

寝て目が覚めたら、素敵なプレゼントが……的な、アレだ。


そうとなったら、早く寝よっ!

きっと、明日の朝には素敵な何かが待ってる……ハズ。(←チョット、ナミダメ)


< 184 / 498 >

この作品をシェア

pagetop