愛し*愛しの旦那サマ。
ベッドにて既に横になっている臣くん。(アレアレー?)
―…いや、ここで落胆するのはまだ早い。
寝たフリをして突然の……的な何かが待っているのかもしれない。
とりあえず。
幸代も臣くんの隣りに横になってみましょうか。(シツレイシマース)
臣くん、心の準備も驚く準備も感激する準備も幸代は万端ですよ。
そんなことを思って、ドキドキしていると、
―…三分経過。
―…じゅっぷん経過。
―…さんじゅっぷんけいかー。
がばっ!
と、勢いよく飛び起きる私。
お、臣くん―…
まさかの、マジ寝っ!?
「……お、臣くん、臣くん」
試しに小声で読んでみる。
「……」
応答ナシ。
「臣くん、臣くん……」
ほっぺたつついてみる。
「……」
無反応。
……
そ、そっか、そっかぁ。
きっと、クリスマスの時のアレだ。アレ。
寝て目が覚めたら、素敵なプレゼントが……的な、アレだ。
そうとなったら、早く寝よっ!
きっと、明日の朝には素敵な何かが待ってる……ハズ。(←チョット、ナミダメ)