愛し*愛しの旦那サマ。

そして、茶色を帯びた綺麗な瞳でじーっと私を見る。


「……れた」

「えっ?」

「疲れた」


そう言いながら、何時ものクールな表情で私のブラウスのボタンをプチプチと外していく臣くん。


「……??」

「最近、お前の相手していなかったなと思って」

「お、お風呂で今からゆっくり疲れをとるんじゃ……??」

「だから、幸代の相手しながら風呂に入る」


そう言うと、そのまま私をソファーに押し倒す。


「お、臣く……」


い、いきなり、どうしたの……??

と、思っていると、


「っ」


胸の谷間に強いキス。


「疲れた……」

「眠い……」


と、呟くように言いながらも、臣くんの口唇が私の上半身を這っていく。


香るアルコールのにおい。


「ま、まさか、酔ってる……?」


そう尋ねると、ピタッと、臣くんの動きが止まって、


「俺は誰かと違って、飲んでもそんなに酔わない……」


と、心なしか、少しだけうつろな表情を見せる。



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