愛し*愛しの旦那サマ。
そして、
はぁーっ……
と、深い溜め息と同時に、仰向けになる私の身体にぴたり、と覆い被さる臣くん。
「幸代……」
「は、はい?」
「眠い……」
「えっ……!?」
ま、まさか、このまま寝ちゃうんじゃ……(寝ラレテハ、トテモ寝室マデ運ベナイ……)
そう思っていると、
「……」
数秒後にムクッと起き上がり、着ていたジャケットを脱ぐ臣くん。
ジャケットを脱いだかと思うと、次はあっという間に私を一糸纏わぬ姿にしてしまう。
そして、ソファー脇に置いてあった幸代愛用ひざ掛けを私の身体にかけると、
「風呂入って、さっさと寝よ」
そう言って、
ひょい、
と、軽々、私を抱えあげる臣くん。
ただただ、臣くんにされるがままの私。
そして、そのままバスルームへ。
その後は……
そんな臣くんにすっかり酔わされてしまった私です。