愛し*愛しの旦那サマ。

しかもっ!

この私が、愛しの臣くんから出された難題をすっかり忘れてしまっていたという、なんたる失態―…!!(実ハ、コレガ一番ショック!)

ついつい秘書藤枝とのプチ対決に心を奪われて……

って、それとも、なぁに?


もしや、あのオジョーサン、私が臣くんから出された難題をクリアすべくコンビニへ繰り出したことを察知して、私の前に現れた、的な……!?


これも全ては秘書藤枝の策略??

恐るべし秘書藤枝……


って、さ。

……まぁ、そんなワケないけど。ただ大袈裟に思ってみたかっただけなんだけど……(イツモノヤツデス)


取り敢えず、私のうっかりということで……


「この腕の中をとても離れ難いですが、再びコンビニへと出動してきます……」


そう言って泣く泣く離れようとすると、


「もういい。また長時間、戻ってこなかったら捜しに出るのも面倒だし」


と、私を抱きしめる腕の力を更に強くする臣くん。


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