愛し*愛しの旦那サマ。


「どうって……別に」

「別に……って、鶴子さんと一緒に同伴したクラブのオネーサンは、どうでした……?」

「だから、別にって言ってるだろうが」

「別に、じゃわかんないよっ!どんな感じのヒトっ?何歳っ?連絡先交換とかしてないよねっ?!」

「するかよ。……それに、名前も顔もぼんやりとも思い出せない」

「……ホント?」

「しつこい」

「……失礼シマシタ」


まぁ、特に心配するような事はなかったみたいね。

っていうか、臣くんの性格上、当たり前なんだけど……(チョット、聞イテミタカッタ)


「ところで、風呂沸いてるの?」

「あ!まだ溜めてもいない……っ!」


突然の来客にすっかりお風呂を忘れていた私……!


「いいよ。自分でする。お前は片付け続けて」

「スミマセン……」


ああ、何だか、連休初日、色々と予定がくるってしまうという……

でも、まだ三日あるし。

明日こそは、臣くんとの時間を貴重に過ごそう……


そんな決意と共に、片づけを進める。

ふぁ~、

何だか一気に疲れと眠気が……


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