愛し*愛しの旦那サマ。
やった。今日は入浴権に続き、腕枕の権利までゲット出来た。臣くんの腕の中で一日をおえるなんて、とても最高な締めくくり。
伸びてきた臣くんの腕に遠慮なく頭を乗せさせていただく。
「じゃー、もう今日は話しかけるなよ」
「了解デス。おやすみなさい」
「―…おやすみ」
臣くんも仕事で疲れているだろうし、今日はこの辺で絡むのはやめておこう。
よく考えれば私も午前中からパッション捜索の旅に出ていたから、なんだか疲れたな。ふわぁ~、と、一つあくびをする。
今日も一日がおわる。
私と臣くんの相変わらずなやりとり。
理沙子は臣くんのことを冷たい男だなんて言うけど、なんだかんだで、しりとりもしてくれるし、こうやって腕枕もしてくれるし、言うほど全然冷たくないでしょ?
まぁ、理沙子も半分は結婚までこぎつけて舞い上がる私に釘をさすつもりで言ってるらしいけど……
と、そんな感じで、私と臣くん、ある日の一日。平日Verはこんな感じ。
臣くんが腕枕をしてくれた夜はぐっすり良く眠れます。今夜も臣くんの腕の中でシアワセな夢を見るのです。
大好きな大好きな旦那サマの腕の中で、眠りながらもシアワセ充電ちゅう……な幸代でした。