愛し*愛しの旦那サマ。
花の女子大生生活もあと少し。
それは大学四年の12月の出来事だった。
その日の私は気分が非常に悪かった。気分が悪いっていうのは、体調的なものではなくて、気持ち的にイライライライラしていたのだ。
というのも、一日前、一年半付き合っていた、別大学に通う同じ歳の彼、滝山譲治ことジョージが浮気している現場に出くわしてしまったからだ。
しかも、相手は巨乳のプリティー女子。
何で、巨乳って直ぐにわかったのか―…それは、生でそのオネーチャンのソレを見てしまったから。
つまりだ、ジョージがそのオネーチャンと合体している瞬間に、出くわしてしまったのだ。
ジョージは1Kの狭いアパートに一人暮らしをしていて、勝手に何時でも入っていいよ、ってことで彼女だった私は合鍵を預けられていた。
しょっちゅう勝手に入って部屋の片付けをしてあげたりしながら、バイトからジョージが帰ってくるのを待っていた健気な私。