愛し*愛しの旦那サマ。
内線でドアのロック解除をお願いした臣くんは、
「じゃ、俺は帰るから」
と、ラブホさんにバスローブ姿の私を残して、さっさと帰ってしまった。そんな臣くんの後姿をポカ~ンと見送る。
とりあえず―…空白の時間が気になった私は、服を着て理沙子にすぐに連絡した。
10分後。
無事に理沙子と再会した私。簡潔に話をまとめると、二度目の乾杯後、生ビールを流し込んだ私は即リバース。
しかも、隣にいた臣くんにモロにリバースしたものがかかったらしく、リバース時の体勢等により私の服はほぼ無事だったけど臣くんは……大変な事に。
“ラブホで着替えをすましては?”的な理沙子の男友達の提案で、すぐ近くのラブホへと移動することになってしまったみたい。
私と私の付き添いで理沙子、服がとんでもないことになった臣くんの三人はダイニングバーを出る。理沙子は臣くんの着替えを買いに行き、私と臣くんはラブホの部屋で待機。
そんな場所に二人きりにさせるということに理沙子は少し躊躇したらしいけど、理沙子の男友達の安全お墨付きと、その時の臣くんの様子からして、“もしも”の心配は全くなさそうだったとのことで、理沙子はラブホに入る前に、臣くんの服を探しにいったらしい。