愛し*愛しの旦那サマ。
その後、臣くんの着替えを調達してラブホに戻ってきた理沙子は臣くんに連絡。
連絡を受けた臣くんがドアを開けてもらおうと、従業員のおばちゃんにコールするも、
「男女カップル二名以外での入室禁止」
と、言われ……事情を説明してみたものの融通の効かないおばちゃん。臣くんも面倒になったらしく、下の駐車場まで臣くんじきじきに着替えをとりにいくことに。
それから部屋に戻って着替えをしたものの、さすがに泥酔状態の私を置いていくわけにもいかず、私が目を覚ますまで待つことになったっていう経緯らしい。
つまり―…
別の意味でやらかしてしまいました。
なんたる失態っ!!
なーんて、思ったのは、その日限り。
ちなみに、バスローブ姿だったのは、私が酒っ腹で苦しがって勝手にワンピースを脱いで着たみたい。
基本、前向きな性格の私は、これって次に会う口実が出来たじゃん?
なんて暢気に考えていた。理沙子は、私があんたの立場だったらもう合わせる顔がないくらい、って言ってたけど……そんなの気にしてちゃ始まらない!
ってことで、私は理沙子の男友達を介して、リバース事件の謝罪へと臣くんのもとへ出向いた。
謝罪しました、サヨーナラ。
じゃイヤだから、臣くんが料金精算機の隣に残して帰った壱万円札を返しに来た(あんな状況でも実はそういう気遣いをしてくれていた)だとか、どうしてもお詫びにご飯でもおごらせて!だとか……臣くんが断りそうな性格だってわかりつつも、しつこく会いに行った。いや、追い掛け回した?
理沙子はそんな私を見て、逆効果。ストーカーで訴えられるよ?なーんて、言ってたけど、ついに転機が私に訪れた。