愛し*愛しの旦那サマ。
けど、まぁ、今日は引っ越してから初だし、二ヶ月間は大人しくしてたってことで大目にみるとしましょうか……
今夜の塚本訪問を広い心で受け止めてあげようと、思っているところ、
「おー、壁が凄いことになってるね~俺にも一枚、臣の写真ちょーだいよ!」
なんて塚本が言ってくるもんだから、
「絶対、ダメ」
と、殺気立った笑顔で言ってやった。
「じゃあ、早速夕食にしましょうか」
とにかく、ちゃっちゃと食べさせて、お帰り頂こう。
私はテキパキとダイニングテーブルに本日の夕食を並べていく。と、
「おーっ!相変わらず美味そうなメシ作るな~」
私の手料理に感激の声を出す塚本。
ヨシヨシもっと言いなさい、と思う。
けど、三人で夕食を食べ始めてから早速、
「臣クン、今週末暇?」
と、よからぬ話題を持ち出してきそうな塚本に、シャラーップ!!と、その口を縫ってしまいたくなる。