愛し*愛しの旦那サマ。
時には甘い夜もある


結局、塚本が帰ったのは日付が変わる前。

あれから塚本は夕飯を食べると、臣くんと雑談―…っていうか、一方的に塚本が臣くんに仕事のことや、最近参加した合コンのことやら何やら一方的にしゃべっていた。

クリスマスや正月の臣くんの予定まで聞いていたあたり、塚本の今後の動きには注意要ス、と。


「―…なんかどっと疲れた」


入浴後、そんな独り言と一緒に洗い物を食洗機に突っ込む。

塚本のせいで、貴重な二人の時間が削れまくってしまった。

臣くん、もう寝ちゃっただろうな~…

しょんぼりしながら寝室に入ると、予想通り臣くんはベッドの中。

こんな時は大体、寝てる臣くんの耳元で幸代愛の朗読劇場が始まっちゃったりするんだけど、今日は遅いし大人しくそのまま寝ることにする。

疲れのせいか、ダラダラな動きで布団へと入った。



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