愛し*愛しの旦那サマ。
「臣くん……」
「何?」
「まな板でゴメンネ」
モモちゃんといい、臣くんの過去カノ達といい、私の敵は本能寺―…じゃなくて、幸代の敵は巨乳にあり。
「何で?」
「だって、塚本が……」
「拗ねてんの?」
「そういうわけでは……」
あるけれども―…
「幸代はアイツが来ると、大概、拗ねるよな」
「だって……」
それは―…と、言葉を続けようとすると、何時の間にか私のパジャマのボタンが全部はずされてる。
「仕方ないから、今夜は機嫌とってやる―…」
そう言って臣くんは身体中に優しく甘く……たくさんのキスをくれる。
それは、普段はそっけない臣くんがくれる、甘くて幸せな夜のはじまりの合図。
啄ばむようなキスと深いキスを繰り返し、臣くんの腕の中で幸せな時間に浸る。
普段はクールでそっけない臣くんがくれる甘い夜に、幸代、シアワセ満喫中なのです……