愛し*愛しの旦那サマ。
しかーし!
そんなハッピータイムも奴によって中断されるのです……
臣くんの寝起きの顔をうっとりと眺めながら、朝食をとっていると、
プルル、プルル……
臣くんの携帯電話が鳴り出す。
勿論、私は瞬時にイヤーな予感を感じ取った。
私は朝食中の臣くんに代わって、臣くんの携帯電話にかけより、液晶画面をチェック。
はい。イヤな予感。ビンゴ。
液晶画面にはバッチリ、
“塚本潤”
の文字が並んでる。
「誰?」
「塚本……クン」
「……ほっとけ」
「えー、出なくていいの?」
な~んて、言うダケだけど~
「どうせ大した用じゃないだろ……」
「そぅ?じゃあ、このまま(喜ンデ)置いておくね」
臣くんは出ないみたいなので、塚本からの着信がしつこく鳴る携帯さんをソファーに置いて、その上に幸代愛用のひざ掛けをかけてあげた。
何用か知らないけど、クリスマスの朝から臣くんに連絡してくるなんて1億年早いわ!