アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】
キッチンのカウンターに、数個茶巾絞りが置いてある。


「おっ、これかー。桜子お手製の、茶巾絞り!
 ほな、さっそく食べようかいな」


お皿に乗った茶巾絞りと、冷たい緑茶を持って、


リビングで、食べるつもりのようだ。


「やっぱり、和菓子には、緑茶やな。
 綺麗に絞れ取るな、この茶巾」


桜子の料理は全部うまい、うまかった。


やっぱり、女の子がいるとこないに、

家族って違うもんなんやな。



改めて、桜子のことを見直した?アレキンであった。


「ほな、いただきます!」


アレキンが茶巾絞りを手にとって、一口。


ぱっくと、食べて、またぱくっ、3口で食べてしまった。


「うまい!素朴な味、大感激や」


うまい、うまい、とあっといまに食べ終わった。








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