アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】
「成功デス!ああ、昔の素直なアレキン。デス!」


目を覚ました少年、いや幼児に見える。


桜子は小さい少年。


アレキンらしい子供を、じっと見る。


アレキンお兄さんに、お父さんに似ている。


若返らせたって、言ったよね、今。


お父さん、昔の素直な、アレキンって。


成功です、てことは。




「・・・・お父さん、また何かやったんですか」


「桜子ちゃーん、聞いて下サイ。
 アレキンを、若返らせマシタ!」


若返り過ぎじゃないの、兄さん。

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