アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】
今、僕のおねーさんて言われた。

疑問系で、聞かれたけど、おねーさんって。


「僕のおねーさん」


頭の中で、何回もリピートされている、言葉。


もう、プティ、万歳!


桜子の中で、何かが弾けた。


プティ・アレキンの傍に行って、思いっきり抱きしめた。


「アレキン、お、おねーさんって。最高!」

『うぅー。おねーさん、苦しいよ』

「おねーさん、は桜子て覚えてくれた?」


こくんと、小さく首を縦に振る。

『うん、さくらこおねーちゃん。でしょ?』


「そうそう、桜子おねーちゃんだよ。
 アレキンは何歳だっけ?」


そういえば、プティ・お兄さんの今の歳。


わからないんだよね。


『僕は、今4歳と8ヶ月だよ!』


4ヶ月、違うの確定なんだ。


普通、4歳!だよ。


って言う所を、何ヶ月かまで聞いてないのに、

言う所は、この頃から、言ってたんだ・・・。


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