アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】
25分後・・・・


『ごちそう様でした。さくらこおねーさんシチュー、おいしかったよ!』


見事にシチューを完食しきった、アレキン。


お皿はスッカラカンになって、キレイに食べきったことが解る。


「よく噛んで食べてたね?偉い、偉い」

『お母さんにいつも言われるんだ、「最低30回は、噛んで食べること」ってね』


アレキンお兄さんの元お母さん。お父さんの前妻の人か。


しつけには、結構煩い人だったのかも。常識って言ったら、そうなるけど。


お父さんと暮らしてた人かー。

うーん、微妙な気分かも。今仮にも、プティ・アレキンの「お姉さん」なんだから。


私もしっかりしないと!頭脳では、勝てないけど愛情・家族愛があるもん。


一人何かに燃える、桜子であった。


『僕先に、お風呂入ってくるね!』


「本当、よかった。じゃあ、先にお風呂に入って来て?」


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