アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】
「お父さん、後4時間でお兄さんを元に戻すんだ・・・」


しかたないことだけど、悲しいな。

嫌、もったいないな。と思ってしまう自分がいる。


ペチョーーン、ウミョーーーンとスライムのツンデレが動く。

横にミョーーーーンと縦にミョーーミヨーン。とはよよこせといっているよに見える。



「ツンデレさん?これお父さんに渡してください。残りですけど、すみませんって」


ミィヨーーンと縦に前後運動して、おもいっきり桜子の言葉に返事するツンデレ。


「わーーー!こおえれるから。はやく行っていいよ、シチューさめちゃうからさ」


ツンデレ21号は、シチューの皿を持ったまま、ミョンミョンと一歩一歩スローで廊下を進んでいったのであった。




桜子は夕飯の後片付けに戻って、皿を洗い流し始めた。


ふんふふーん、あともう少しでお皿洗いも終わり。


そして、プティ・アレキンと天体観測!がまっているのだ。


ジャーーっと水を勢いよくながして、さっさと手際よく作業を行った結果。



「お皿洗い、完了~!」
< 148 / 174 >

この作品をシェア

pagetop