アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】

5日目 眠る羊に、ちょい悪狼

義理兄との生活も、4日間も過ぎようとしている午後。


私は普通に学校に登校したけど、義理兄はまだ手続きが


終わっていないので家に一日中います。


また、地下室にこもっている義理父さん。


昨日興味本位で、聞いてみた。




「最大で何日地下室に、こもってるんですか?」


「桜子ちゃーん、お父さんのこと心配してくれるんですね!
 やっぱり、娘ってイイ感ジ!!」

にまにまとした顔、ほんのりピンク色の頬。

何か、また何か言ってる・・・。


スルーしよう、めんどくさいから。


「あの、一人盛り上がっている所ですが、
 ご飯作るのに、聞いておかないと人数分作らないといけないので」


「食事デスカ?今日は地下室にこもって実験したいので。
 扉の近くに置いといてモラエマスカ」


「いいですよ、じゃあ置いておきますので、
 7時位には、出来上がるので置いておきます」


「ありがとう~、桜子ちゃーん。
 で、地下室にこもるの最大3ヶ月位ですカラ」



じゃ、後はヨロシクーーー。といいながら


また地下室に戻っていった義理父であった。

< 20 / 174 >

この作品をシェア

pagetop