アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】
2週目 犬猿の仲だったり

6日目 亜麻色髪の乙女

あー、学校から帰ってきたのはいいけど、夕食どうしよう。


今日はあまり、体調がよくない。


ぼけっと、リビングのソファーに寝転ぶ。


テレビのスイッチをぽち、っと押して電源をつける。


(世界が嫉妬するかみ~、アジアジス)


あ、シャンプーのCM。


でも、私はツバナ派だからなー。


昔は、アジアジス使ってたけど、あんまり匂いが好きじゃなかったから。


テレビのCM、豪華女優人やら、モデルさんがでてるけど、


やっぱりまあ使い心地では、ツバナがよかったし。


黒髪、だからサラサラの方がいいんだよね。



「アジアジス、姉さん素敵や・・・・」


どっからともなく聞こえてきた声、私は声のした

リビングに目を向ける。


「あ、義理兄。姉さんって」


「お前とちゃうからな!妹。
 姉さんは世界的女優やし、綺麗な黒髪!素敵やわ」


何かキラキラと目を輝かして、テレビを見ていた義理兄。


アジアジスの女優さん、まあ有名な人だけどね。


「亜麻色の髪の乙女、姉さんにぴったりの言葉や。
 大和撫子、黒髪はやっぱりええなー」


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