アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】

7日目 むよむよ パート1

「ハーーーイ、桜子ちゃーん。
 今日も元気にしてマスカー?
 お父さん、地下から帰ってキマシタ!」


白衣とゴーグルを掛けた格好で登場。


義理父さん、変な格好でそのテンション。


私にも、その元気分けてください。


「アレ、返事ないやナンテ・・・。
 桜子ちゃんが、冷たい・・。ぐす」

「勝手に泣き始めないで、はい!のの字書いてむくれない!」


フローリングに座り込んで、のの字を書いてすねる義理父。


娘とコミュニケーション取りたいんデスヨー。


息子は、だってヒネクレてもうたんヤ・・・。


「だって、相手してくれナイカラ。
 お父さん、ガンバって研究してたんですヨ」


「はいはい、わかりましたから。
 で、何を研究してたんですか?」


桜子からの質問に、シュタインのテンションケージが100%に。


義理父さん、なんてハイ&ロウな人なの・・・。


「ジャジャジャジャガイモーーーん!
 これ、デス!!はい、よくみなはれ」
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