アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】
今朝、何者か知らないが自転車をパンクさせられていた。



そのため、学校へ行くのも徒歩で


片道40分歩いて往復しました。


「あー、何か色々ありすぎる毎日になってきた。
 早く帰ってきてー、お母さん」


ほろりと涙が出そうになったが、

泣いている時間なんてない。



夕日が掛ける頃に、私は徒歩で



夕飯の材料を買いに近くのスーパーまでお買い物。


エコバックに商品を詰めて、店を出た。


歩いて、片道20分。


帰宅してさっそくキッチンへと行き、


中身を取り出して買ったものを確認した。


「トマトにセロリ、エリンギ、タマネギ。
 あれ、にんじんがない。
 確かに、買ったと思っていたのに!今夜の夕食、どうしよう」

< 33 / 174 >

この作品をシェア

pagetop