アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】
ああ、蛍子おかん、


自分でも料理下手だって言ってたな。

一度作って貰ったけど、

アレ何処の国の料理やろと思ったら、


お好み焼きよって、真っ黒いもん食べかけたな。



親父食って、救急車で運ばれていったんやった・・・。



「桜子、俺、お前のために急いでにんじんこうて来る。
 そやから、お前は出来る所まで作っとき!」


「でも、もう7時43分ですよ、
 今家にある自転車は修理に出してないです。
 徒歩でいっても、間に合うどうか」


夕飯、白いご飯と梅干だけ。



そんなん、何か悲しい。


嫌いやないけど、星家伝統の料理。



食うてみたいんや!

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