アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】
「どないしようか、お金が足りない。
 でも、閉店してまう。夕飯なし・・・」


「お、お客様、どうされますか。もう閉店なので」


少し困った顔をしているレジの人、


時計の針は8時6分をさしていた。

「にんじん6本、269÷6=一本 約45円。
 すみません、1本と3/4本売ってくだい!お願いします!
 これがないと、これがないと妹が!!、妹が・・・」


何か訳のわからないことを言われて、


困っているレジの人。

「あの、当店は量り売りではないので、

  「お願いします!!」
 お客様、土下座なんてしないでください!」


アレキサンダーは、


レジの前で土下座をしている。


頭を床に何回も、




ゴツ、ゴツと音を立てながら。


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