アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】
「お前の泣いた顔みとうなかったから。
 伝統の味、お前の料理が食べたかったんや!!」


シリアスな感じになるの、おかしいよ。


突っ込むとまた、話が長くなりそう。


握りこぶしを作って、


熱く語るアレキサンダーに、桜子は

「じゃあ、にんじんを切ってあとは15分でできますから。
 ありがとう、義理にいさん」


桜子は、いちいち突っ込む(話にのる)と



時間がかかると判断。


アレキサンダーを無視、


スルーして、キッチンへと戻っていった。


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