アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】
「苦労して、こうてきた。俺の苦労と、
 桜子の苦労を知らん親父は、
 くわんでええんやーーー」

「ウワーーン!また、アレキンが、
 反抗期真っ盛りデス。
 助けてーー、桜子チャーん。ううぅ・・・」


「もう、二人とも煩いです!
 私が一番泣きたいですよ」



こうして、3人の鳴き声やら、


怒鳴り声は夜12時頃まで、

続いたようだ。


防音構造の家なので、


近所迷惑にはなりません。



しかし、今日私は一つ覚えました。



教訓として



「義理兄さんに、おつかいは頼まない」




だって、こんなことになるなんて思ってもいなかったから。


もう、寝たいです・・・。



キッチンで皿を洗いながら、一人思う桜子であった。
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