アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】
「ほー、ここが新しい学校かいなー。
 いやー、近代的な校舎なこって、職員室に行かなあかんな」


アレキサンダーは、今日桜子も通っている私立高校に転入する。


手続きなどで、時間がかかったために今日から学校に転校生として入学。


転入テストの成績が、全教科 満点という結果に、


学校側も、「ぜひうちの学校へ来てください」と太鼓判を押す程。


そのため、特待生扱いに近い状態で転入の手続きを行われた。



あっちに居た時みたいに、素でいられるかわからんな。


突っ込み友の、仁に、ボケ役なトリモっちゃん。


あの二人におうて、俺も性格変わってもうたきっかけな人物やさかい。


他にも、ええ友達おったさかい。


こっちでも、うまくやっていけるやろ。



大阪に居た頃の思い出を思い出しながら、職員室へと足を運ぶ。


でも、校舎敷地内が半端なく広い。


ちなみに、近辺に付属中学と大学もあったり、その位大きい。



「そこの、お嬢さん、すんません。
 職員室の道、教えてもらえませんか?」






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