アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】
コンコン・・・・


「桜子ちゃーん、入りマスヨ?」


ノックをして、桜子の部屋に侵入?したシュタイン。


「アレマ、眠っていますね。とても、穏やかな表情デス。
 疲労のせいで、倒れたって昨日、先生に注意サレタんダッタ」


蛍子さんが居ない、この家をきりもりしている彼女。

お手伝いさんか、なんか雇ってもいいんですが、

色々と私も企業秘密のこと、プライベートでの情報など。


知られては、いけない情報が多いんですヨ。

取り扱っているのが、国家のとか・・・。

それで、絶対に人は雇わないことにシテイルンデス。

大阪では、助手に遣らせていましたケド。


桜子ちゃん、ごめんね。

君のこと、本当の娘だと思ってイマス。

息子より、大事だったりスルンデス。

アレキンが冷たいので、桜子ちゃんは温かいデスヨ?



眠り続ける娘、桜子をじっとみつめながら一人思う、

シュタインだった。
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