復讐神
黒髪の愛想の良さそうな男が、僕の目の前にくる。
僕は、笑顔を崩さない。
「ごめんね？龍牙が偉そうなこといって。」
くしゃっと笑う男。
…まあ嫌いじゃないけど、苦手な部類に入る。
「ううん？もともと僕が悪いからっ」
なあんて…思ってないけど。
あれ？
そういえば、7人も人がいる！
みんな光神の奴等ってことかなあ？
「…ほんとありがとう。…あ、俺は海。君は誰？見かけない顔だけど。」
…
海って奴は、そういいながら少し警戒しているような素振りを見せる。
周りの奴等も、僕を取り囲むように立っている。
