復讐神
みんなが感心したように僕を見る。
…なにに感心してるんだろ?
と思っていたら、海さんが寄ってきて、
「はる、喧嘩できるの!?」
「…ん、まあ。」ニコッ
なんかこのあとの展開がよめるのは僕だけ?
…
それだけはすごいめんどくさいから嫌だなあ。
…と思っていると、
____________ブー、ブー、ブー、
「ん?誰の?」
「…あ、僕だ!」
そう気付き、スマホを手に取ると、
喜之からの電話だった。
「フッ…」
いいタイミング。
そう思いながら、みんなに笑いかけ、
「僕、用事できたから行くね!」
そういうと、みんなバイバイといって送り出してくれた。