復讐神
屋上を出た僕は、すぐに電話に出る。
「どうしたのー?」
間延びした口調でいうと、
喜之は、フッと笑った。
『その様子じゃ楽しそうだな。』
…楽しい?
そりゃ楽しいさ!
ゾクゾクするよね、これからを考えると…
「まあね!…でなにー?」
_______________ガラッ
電話をしたまま教室に入ると、みんなはポカン、とした表情になった。
…
そういや授業中だったあ!
まあいっか。
鞄とって帰ろうっと。
『あぁ、依頼がきてる。…殺るよな?』
鞄を無事とり、みんなが僕を見てる中で、
「もちろん殺るさ!」
と答えた__________