復讐神
…
「僕はシンだよ。君はだあれ?」ニコッ
そう聞くと少女は、僕に少し近付いて、
「シンさん、ですね。…わたしは、みおです。」フワッ
消え入りそうな笑顔を見せてくる、みお。
なにか、違和感があるんだよねえ。
「シンでいいよ♪みおは特別っ」ニコッ
そういって、ベッドから起き上がると、
みおは、嬉しそうに笑った。
「シン、ありがとう!」
「…ところで、みおはどこから入ったの?」
ここは、ドアの鍵、窓の鍵、すべてセキュリティがすばらしいものばかり。
だから、この部屋に入れるはずがないんだ。