復讐神




そう思いながら、殴ってた男をドサッとおいて、





その場に立つ。







「…シイ、おいで。」






僕がそう優しい声で言うと、シイはスッと僕の横に現れた。






多分、姿を見えなくしてたんだ。






龍「はっ、なんだあのガキ!突然現れたぞ!?」





美「ていうか、こんなことしたのはてめえらだよね?」




キッと美奈子がこっちを睨む。





そんな顔は、僕を興奮させるだけだけど。




僕は、その言葉に、口元をニコッとさせ




「そうだよ♪」





と言った。




すると、無口な人がいきなり反応を示した。





湊「…お前はるか?」




愛「 はっ?コイツがはる!?」




麻「口元が似てる。」






____________





あれ?





よく気づいたね?





でも、本当のことは、教えてあげないけど。






シイ「ふふっなあんだ、教えないんだ。」





すっかり口調がもとに戻ったシイに、





みんなは目を見開く。






龍「おい、お前誰に話してんだ?」




友「まさか、他に仲間がいるんですか?」





____________




仲間…?






僕らは別に仲間じゃない。





シイ「わたしは神に話してるんだよ?それに、わたしたち以外には誰もいないよ?」





フフッと楽しそうに笑うシイ。





それに、龍牙がまたつっかかる。





龍「てめえ、嘘つくんじゃねえ!」





シイ「え?嘘なんてついてないよ?…ていうか、わたしと神は仲間じゃないし。」




シイがそういうと、みんな目を見開いた。





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