先生は元彼⁉
再会
舞い散る桜に儚さを覚えながら、春風を頬に感じ、私はここ、桜京高校の門をくぐる。
私は今日から高校生。中学の成績は超低空飛行で、こんな高校に入学なんて夢のまた夢だったんだけど、ある強い思いがあって中三からの猛勉強の末、見事入学‼
この高校に入学できて本当に嬉しい。
努力した甲斐があったと思う。
でも…
この状況は全く嬉しくない…。
「頼む…からな…。」
そういって職員室に帰っていったのは瀬川先生。
私のクラスの担任の先生。
実は…元彼なんだよね。
――――――さかのぼること約半年。
私が桜京高校の受験勉強を始めたころ。
家庭教師としてうちにやってきたのは瀬川先生だった。
それがきっかけで、私と瀬川先生は付き合うことになった。
その頃先生はまだ大学生で、教員免許を取っていなかった。
教員免許を取る受験勉強をしながら家庭教師をしているのだった。
高校受験の勉強をしている中学生と教員免許をとるため受験勉強をしている大学生。
お互い忙し過ぎて、私が先生に来てもらるのをやめた日から会わなくなった。
もう二度と会わないと思っていたのに…
実は放課後私は先生に呼び出されていた。
なんだろう?おめでとうって言ってくれるのか?
もしかして復縁とか…!?
なーんて、くだらない事ばっか想像しながら呼び出された図書室に歩いて行った。
そこで先生に言われた言葉は…
「おめでとう」なんて言葉ではなく、
「もう話しかけないでくれ。」
その一言だった。
「なんで?なんで話しかけちゃダメなの?せっかく会えたのに…」
「俺のクビがかかってるんだよ。生徒と付き合ってたなんて知れたら俺クビだし。」
「付き合ってたことはナシにしてくれ…。」
私は今日から高校生。中学の成績は超低空飛行で、こんな高校に入学なんて夢のまた夢だったんだけど、ある強い思いがあって中三からの猛勉強の末、見事入学‼
この高校に入学できて本当に嬉しい。
努力した甲斐があったと思う。
でも…
この状況は全く嬉しくない…。
「頼む…からな…。」
そういって職員室に帰っていったのは瀬川先生。
私のクラスの担任の先生。
実は…元彼なんだよね。
――――――さかのぼること約半年。
私が桜京高校の受験勉強を始めたころ。
家庭教師としてうちにやってきたのは瀬川先生だった。
それがきっかけで、私と瀬川先生は付き合うことになった。
その頃先生はまだ大学生で、教員免許を取っていなかった。
教員免許を取る受験勉強をしながら家庭教師をしているのだった。
高校受験の勉強をしている中学生と教員免許をとるため受験勉強をしている大学生。
お互い忙し過ぎて、私が先生に来てもらるのをやめた日から会わなくなった。
もう二度と会わないと思っていたのに…
実は放課後私は先生に呼び出されていた。
なんだろう?おめでとうって言ってくれるのか?
もしかして復縁とか…!?
なーんて、くだらない事ばっか想像しながら呼び出された図書室に歩いて行った。
そこで先生に言われた言葉は…
「おめでとう」なんて言葉ではなく、
「もう話しかけないでくれ。」
その一言だった。
「なんで?なんで話しかけちゃダメなの?せっかく会えたのに…」
「俺のクビがかかってるんだよ。生徒と付き合ってたなんて知れたら俺クビだし。」
「付き合ってたことはナシにしてくれ…。」
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