そして少女は兵器を知る

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「プロフェッサー、この数値を見てもらえますか?」

「あん? ……おい、なんだこりゃ」

「わ、わかりません……」

「バカ野郎、わかりませんですむか。なんのために二十四時間監視してんだボケ」

「すっ、すみません……」

「ちっ。んにしても、なんだってんだこりゃ。お前、このグラフの意味がわかるか?」

「え……まあ、わかりはしますが……いや、しかしそれは……」

「いいから言え」

「……0が……覚醒しつつあると、思います」

「そう。その通りだ」

「しっ、しかしプロフェッサー、こんなことは……!」

「ああ。考えられんな。自分からスリープに入ったヤツが、なぜ、目覚めようとするのやら……」

「気味が、悪いですね」

「ああ。気色わりぃこった」



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