俺のチャンチャラ日和
水原の今の気持ちはどうなんだろうと、考えてしまう。
「 祥吾、お前さ… や、いいわ。ラーメン食おうぜ 」
「 は?ああ、いいけど 」
なんだ?
なんか言いかけてやめられると気になるだろ。
色々聞きたいとこを気にしないフリをするが、気になるとどこかウズウズする。
携帯が鳴る。
歩きながら携帯画面を見ると、水原からだった。
『 今どこ? 祥吾くん一人?』
ん? 周二と一緒にいるの知ってるはずだけどな…
「 祥吾、ラーメン何味だ?」
「 あ~ 味噌?」
「 味噌ね、注文しとくぞ~ 」
「 よろしく!トイレ行ってくるわ 」
俺は 周二にラーメンを頼んでもらい、嘘でトイレに行った。
理由は、水原。
『 今 周二といるよ、知ってるだろ?なんかあった?』
『 うん… ちょっと話聞いてほしくて 』
『 わかった。帰ったら連絡する 』
やっぱりという感じだった。
周二が別れようと考えている事がわかった今は、水原がどう考えているのか気になる。
このまま二人はどうなるのか…
「 お!うまそ~ 」
「 おせぇ。大長すぎっ!……っていうか、真美か?」
バ、バレてるやん!
「 あ~ ……まぁ。」
「 俺の事で話すなら祥吾しかいねぇもんな、聞いてやってよ。俺は気にしなくていいし 」
いや、気にしなくていいとか言われてもなぁ…
「 なぁ、別れるって本気か?」