襲撃プロポーズ-二度目の求婚-
「たくさん、愛してくださいね」
それは晴宗が恋をしたあの花のような笑顔。
初めて見たときからずっと欲しかった高嶺の花。
それが今、己の手の中で満開に咲き乱れる。それがどんなに幸せか。
どうしたらこの女に伝えきれるだろうかと、晴宗の悩みは尽きない。
それでも愛を紡ぎ続けると誓おう。
「あぁ。よそ見する暇もないくらい、昼も夜もずっと愛してやる」
だからいつまでも綺麗に咲き誇れと、そっとその唇を重ねた。
それは遠くない未来への誓い
(どれくらい子どもが欲しい?)
(十人兄弟くらいにしたいですね!)
(女の子はえくぼに似て可愛く)
(男の子は晴宗様のように暖かく)