年俸1360万円!?~私が手にしたデビューの切符



「……んっ」



それから何時間が過ぎたのか、部屋に立ち込める焦げた香り。



そして煙。



まさか……火事???



火の元は、触ってなんかない筈なんだけど……。



飛び起きた私の目の前、そこには困ったように頭を掻きながら、お鍋を手にした真二が立っていた。



「起こしてゴメン……」




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