年俸1360万円!?~私が手にしたデビューの切符
真二の手馴れた行為は簡単にアタシを高みへと突き上げて行く。
そして……彼が果てた時。
その時の記憶は、実はあまり無い。
「今日泊まっていくから」
そう言われて、アタシは今真二の腕の中にいる。
それが現実。
すっぽりと包まれて耳元で寝息を聞いて……そんな普通じゃない環境。
そこにいる、本物のモデルさんの顔をそっと見上げると、その綺麗さにうっかり心が揺れる。
そんな心を残っている理性が止める。
間違っても、ドキドキしてはいけないと。
アタシは……ただのスキャンダル防止策。