年俸1360万円!?~私が手にしたデビューの切符



そんな私をさらう様に時間は一日一日過ぎて行く。



誰にも合わず、豪華な個室で過ごす私の生活。



本当に、真二は出来る限りやって来る。



「ナギサ……今日俺一番?」



「ん……そうだよ」



そう言ってあげられる日は、少しだけ心が痛まなくて済む。



逆に



「ううん、違うんだ」



そう言わなければいけない日は、私の胸まで苦しくなる。



< 68 / 207 >

この作品をシェア

pagetop