年俸1360万円!?~私が手にしたデビューの切符
「お疲れ様~今大丈夫??」
「あ……はい、大丈夫です」
ちらっと真二の方を見ると、男の人はいくつになっても好きなのか、テレビに接続された最新ゲーム機で何やら闘っているらしい。
「あのね、初めてだと思うんだけど、忙しい俳優さんの場合予約が入る事があるの」
「そうなんですか」
「そう、それでね。来週の火曜日なんだけど……」
私の生理日を見越しているんだろう。
「一日空けておいて欲しいんだけど……」