青いフルーツ
「いいょ…」
あたし達は頷いた。
「山内!うしろ向いて!」
「はッ!?」
「いいから早くうしろ向いて!」
「はィはィ…ιι」
山内がうしろを向いたのを確認し、あたしは山内の背中に指を置いた。
「いまから好きなヒトの名前書くから!」
「ぇ……ぁ……ぉぅ///」
このとき、海斗はもう気づいてたよね…
あたしが海斗を好きなこと…
あたしは海斗の背中に
―――山―――
―――内―――
―――海―――
―――斗―――