青いフルーツ
水色
「おつかれ〜〜」
「あっ!!真波〜おつかれ〜」
部活が終わって、着替えてた。
「今日は?健太と帰るの?」
「ぅんっ///」
照れて赤くなりながら頷く真波。
「七海は?」
「えっ!?あっ…南と帰るよ」
少し、沈黙が続いた。
「こないださぁ、山内…いたでしょ??」
先に喋ったのは真波。
「うん……」
「それでさ〜昨日の帰りに山内に会ったんだ。」
真波……海斗に会ったんだ…。
ズキンッ―――――
左の胸の奥がギュゥーって締め付けられた。
あたし…真波に嫉妬してる…。
なんで…?今さら…。
「それでさ〜あいつ…ケータイに七海が前にあげてたイルカのストラップつけてて……」
「真波!もうやめて!!」
「えっ…七海…?」
「あたしたちはもう別れたの。あたしには南がいる。だから…だからもう海斗の話はしないで…。」
目に涙がたまって視界がボヤける。
「ごめん…七海…」