青いフルーツ



「七海、彼氏いるだろ?」

えっ―――/////


「なんでしってんの!?」

「きのう一緒にいたところ見た〜(笑)」

ニヤニヤ不気味に笑うお兄ちゃん。


「お母さんに言わないでよ!!」

「わかってるって〜!」


もっとさらに笑うお兄ちゃん。

も〜!分かってるのか分かってないのかよく分かんないし!!!


「けっこうカッコいかったぢゃん〜」

「まぁそりゃね☆
あたしの彼氏だもん♪」

「ハハハ…ιι」


呆れたように笑うお兄ちゃん。


「じゃあもう行かなきゃ!」

あたしが歩き出すとまたお兄ちゃんがちゃかした。

「カッコイイ彼氏のところに??(笑)」

「そうだょっ!(照)」

「じゃあな〜」

「ん〜」

教室に戻るんだし、南のところに帰るのと同じことだよね??

ったく…お兄ちゃんは…ιι


< 36 / 160 >

この作品をシェア

pagetop