青いフルーツ
「七海…?眠いの?」

南が優しく聞いてきてくれた。


「ふゎぁ〜ぁあ〜〜
かなり眠いょぉ…」


あたしは目をこすりながら言った。




「寝るんだったら寝ろよ。オレ駅着いたら起こすから。」

「わかった〜」


いま座ってる席は普通の横向きじゃなくて、向かい合わせの席。

前では健太て真波が頭を合わせて寝てる。


この二人を見てるとかなり眠くなってくる。



右からは南の匂いがして…――――――――――――――――――――――――



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