不謹慎ラブソング
給食は、食べない。
手も洗わないような男子たちが配膳した食べ物は不潔だし、皆が喋りながら食べるから、唾が食べ物の中に混じる。
それもまた不潔。
隣りの席の男子が臭いから、食欲も失せる。
そこらで早食い競争をして喉に詰まらせては咳きこんでいる男子がいるので気分も悪い。
錆びた缶は不衛生にもバケツを連想させ、シチューの中には給食のおばさんのものと思われる縮れた髪の毛が入っている。
とにかく、給食は嫌いだ。
残すと、担任に怒られて、そのことを皆にからかわれる。
給食の時間なんて、なくなれば良いと思った。
作った人に失礼だとか、勿体ないだとか言うけれど、そう思うなら、そう思った奴が食べれば良いだけの話だ。
小学校は、不潔恐怖症の子供にとって我慢のならない空間だと思う。