不謹慎ラブソング
春、新人賞に応募していた作品が佳作をとった。
けれど、出版にはならなかった。
担当もつかなかった。
一番下の賞で、扱いも酷かった。
次こそはと思い、小説を書き始めたのだが、
前作にかけた時間や費用を考えて虚しくもなった。
次は、入選すらしないかもしれないと密かに思いもした。
時々隣りにある本棚を眺め、手を伸ばそうとして良心に止められる。
やはり、あの中高合わせた六年間が無駄だったのだ、そう思った。
けれど、出版にはならなかった。
担当もつかなかった。
一番下の賞で、扱いも酷かった。
次こそはと思い、小説を書き始めたのだが、
前作にかけた時間や費用を考えて虚しくもなった。
次は、入選すらしないかもしれないと密かに思いもした。
時々隣りにある本棚を眺め、手を伸ばそうとして良心に止められる。
やはり、あの中高合わせた六年間が無駄だったのだ、そう思った。